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工程紹介
洗浄
機械油、防錆油、強いアルカリ性・酸性の物質が接合母材表面に残っていると、ろう付を阻害するだけでなく炉の構造物も傷めてしまいます。
弊社では必要に応じて完全脱脂・洗浄を行い、安全で安定した部品の加工を行っております。
仮止め
炉中ろう付は、姿勢を担保する治具ごと全体加熱するため、熱歪みがでる治具による寸法保証が難しく、複雑な形状であるほど仮止めが必要になります。
弊社は、部品の形状・材質にあわせて最適な仮止め方法をご提案いたします。
■TIG溶接
アルゴンガスを用いたTIG溶接機を5機所有しており、ろう付前の仮止め、ろう付治具の製作、設備の改造を行っています。
■スポット溶接
スポット溶接機を4台所有しており、主にろう付前の仮止めに使用しています。溶接時の治具の設計製作等も承っています。
■圧入
圧入は寸法精度を保証するのに有効な仮止めの手段ですが、締まりがきつすぎると「ろう」が浸透しない等の問題が発生します。また、異材同士の接合の場合、熱膨張の違いでろう付隙間に想定外の問題が発生することがあります。弊社は材料に合わせた適切な圧入方法をご提案いたします。
■カシメ
プレスで打ち込んで部品に傷を付け仮止めする方法です。圧入のように部品の寸法に制限されないので、ろう付け隙間と寸法精度を1回の工程で担保したい時に最適な仮止め方法です。
協力会社で金型を製作、弊社のプレス機で加工が可能です。
弊社で使用しているろう材の一例をご紹介いたします。
カット材やリング、ペースト等、ろう付する部分の形状に適したろう材を使用しております。
治具への搭載
炉内へ製品を投入する際は、投入する姿勢が非常に重要になります。部品形状・材質・炉内環境を鑑み、最適な投入姿勢を担保できる治具を準備する必要があります。
また、治具自体が繰り返し1000℃以上の温度に晒されるので、どうしても歪みや酸化などの経年劣化が生じます。弊社は金属・グラファイト・セラミックなどの材料から部品の特性に合わせた材料を選定し、コスト・品質・安定供給に対してシンプル且つバランスのとれた治具をご提案いたします。
炉中ろう付
連続式無酸化炉を3台、連続式水素炉を1台所有しております。常に1機はバックアップとして運用しており、安定的な供給ができる体制を整えています。
加工できる部品の母材や寸法についてはこちらをご覧ください
ろう付後の仕上がり
目視検査
十分な教育を受けた検査員が、全数目視検査を行います。厳しい品質管理要求にもお応えできるよう、ひとつひとつの部品に検査マニュアルを策定しており、日々カイゼンを進めています。
圧漏検査
水没式・差圧式の圧漏検査を実施しています。検査機器から検査治具まで、品質・コストともバランスの取れた検査方法をご提案いたします。
ゲージ検査・修正
部品が炉内で全体加熱されるため、形状が複雑な部品であるほど熱歪みが生じます。
寸法検査機能と修正機能をあわせたゲージ治具を製作し、作業者がひとつひとつ丁寧に検査と修正を行います。
梱包・出荷
部品形状にあわせた梱包材料・箱・輸送方法をご提案いたします。
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